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カルタゴ遺跡
チュニジアには、ユネスコの世界遺産が8つあります。文化遺産が7つ、自然遺産は1つです。カルタゴ遺跡はそのひとつです。

カルタゴ遺跡

カルタゴは、現在のチュニジア共和国の首都チュニスから列車で20分くらいにある、チュニス湖の東岸にあった古代都市です。現在は、ユネスコの世界遺産に登録された、歴史的な遺跡のある観光地となっています。いたるところにカルタゴ時代やローマ征服時代の遺跡が存在しています。

チュニジアが位置する北アフリカの地中海岸は、紀元前北アフリカの地中海沿岸は、紀元前12世紀末にはすでにフェニキア人の貿易要地として利用されていました。前814年ごろ建設された都市カルタゴが前7世紀から台頭しました。カルタゴは強大な艦隊をもって地中海の覇権を握り、一時はローマをしのぐ勢力をもつまでにいたったのです。

ローマとカルタゴの戦いは、通常、ポエニ戦争と呼ばれます。紀元前264年から紀元前146年までの間に3回にわたって戦いが起こりました。戦いの原因は経済摩擦だったといわれています。勢力にのったカルタゴの通商活動が、ギリシアやローマの反発を買い、周辺民族いったいをすべて敵にまわしてしまったのです。
結局、前146年にカルタゴは陥落しました。市街は徹底的に破壊されました。

カルタゴはローマ帝国の属州となり、この間に大水道橋や、コロセウム、つまり円形劇場などが建設されました。しかし起源439年に、ゲルマン族の一派である、バンダル族の襲撃を受けました。

チュニジアを中心とするマグレブ地域では分裂と統一がくりかえされ、スペインとトルコの戦いの舞台ともなりました。

カルタゴには至るところに遺跡がありますが、カルタゴが経てきた悲劇の歴史を物語っているかのように、完全なものはほとんどありません。チュニジアを旅行する際には、この国の歴史を少しでも勉強していくと旅が味わい深いものとなります。

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