食べ物、飲み物の注意
チュニジアは地中海に面していることから、魚介類がおいしく、アフリカ的な味とヨーロッパの味がうまく融合して、チュニジア旅行中の食事はかなり楽しいと思います。しかし、夏場、特に屋台をはじめとした、衛生状態のよくない店での生ものの飲食は控えましょう。チュニジアで生カキを食べてA型肝炎に感染したという話は・・・まれではありません。
日本でも夏場は食中毒の危険あることを忘れずに! チュニジアでは、赤痢に感染する危険もあります。
チュニジアに限らず、海外旅行先では、生水は飲まないというのが鉄則です。水道設備が整っていても、硬水(ミネラル分が多い)ため、日本人のおなかに合わず、下痢をおこす人が少なくありません。ミネラルウォーターを購入して飲むようにしましょう。
その他、衛生状態の良くない、町なかの店や屋台で注意すべきなのは、ジュースに入った氷や、アイスクリームなどの乳製品です。暑いのでついつい手が出てしまいがちですが、乳製品には細菌にとっても発育にうってつけの成分が多く含まれているからです。病原菌が増殖した乳製品を食べて、食中毒どころか赤痢、腸チフスにかかる例があります。
日本から普段飲みなれている胃腸薬をもっていくことをお勧めします。また、粉末のポカリスウェットなどは、胃が何も受け付けなくなってしまったときなどの強い味方です。
体調がおかしいな、と思ったときには、とりあえず日本から持参した薬を服用するとしても、無理をせず、現地の病院を受診してください。日本の薬では対応しきれない病気もあるからです。